Cardician's Blog

映画鑑賞のようにマジックを楽しむ習慣を

自分の自動思考に介入することで、嫌いな食べ物でも食べられるようになろう作戦。

こんにちは。工藤悠也です。
昨日こんな話をしました。

cardician.hatenablog.com

 

最初に話している、何らかの刺激を捉え、それに対する快/不快の判断をする処理は基本的には一瞬で行われると思います。

甘い→快感(接近反応)
くさい→不快(逃走反応)
大きな音→不快(逃走反応)

と。

 

これらは、自動思考と呼ばれます。

ダニエル・カーネマンの言うところのシステム1に相当する、
瞬発的で自分(前頭前野)での制御がしづらく、本能的な辺縁系を中心としたファスト思考です。

 

同じ状況を目にしても、ポジティブに考えがちな人と、ネガティブに考えがちな人ではこの自動思考が正反対の結果を生みます。

例えば、
じっと誰かがこっちを見ているとき、
・ポジティブ→僕に好意があるのだろうか
・ネガティブ→僕を攻撃しようとしているのだろうか
というように分かれるイメージです。

 

ネガティブな思考を繰り返してしまう人の対策として、この自動思考をメタ認知するようにして、無駄にネガティブに捉えないように矯正していく方法があります。

 

自動思考はある程度訓練によって、ステップを分割することができるみたいです。

 

つまり、
刺激→快/不快の判断を1連の処理にするのではなく、
刺激は刺激として捉えて認知する。それが自分にとって快なのか不快なのかの判断は一旦留保する。というもの。

 

刺激の認知とそれに対する判断の分離です。

 

僕が禁煙をしていたときの場合でいうと、

「吸いたい」という強い衝動自体を認知しても、
それが「自分にとって不快である」と早急に判断してしまうのではなく、
少々判断を待って、その衝動を静かに観察し、「快楽」側に倒すチャンスを伺い、可能であれば「吸いたいってことは、禁煙ができている証拠だ。いいぞ。自分。」というようにポジティブ側に判断していました。

 

そしてよく考えたら、これ、嫌いな食べ物をどうしても食べなければならなくなった時にも使えることに気づきました。

「不味さ」を認知しても、
それをすぐに不快につなげるのではなく、
どう不味いのか?を観察することで、自動思考に介入できる気がします。

 

最近、COMPのパウダーが僕にとってはとても飲みにくい味になってしまったのですが、試しにこれを使って飲んでみたところ、これまでよりも不快感少なく、スルスルと飲むことができました。

 

多分慣れればもっと不快感がなくなっていくと思うので、このまま続けていきたいと思います。

 

あぁ。
気軽に美味しいご飯を食べに行けるようになってほしいですね。

 

それでは。また明日。