Cardician's Blog

映画鑑賞のようにマジックを楽しむ習慣を

日本人に神経質で不安を感じやすい人が多い理由

こんにちは。工藤悠也です。

いやー。梅雨長くないですか今年。。気の所為??

ほとんど毎日、自宅に引きこもって仕事をしていて、外に出るときはランニングかコンビニに昼ごはんを買いに行くときぐらいなので、雨に濡れることは少ないのですが、なにせこの時期は湿度でトランプが1日でお亡くなりになるので、辛いものです。

 

今日の僕の最大のニュースが「神経質で不安を感じやすい人が、日本人に多い理由」がわかったことです。

かねてより、農耕民族気質の日本人は目の前の田畑をちゃんと管理して来年も再来年も収穫しなければならなかったら、将来に対する不安という感情が強く育まれた。的な論調で日本人に不安症の人が多い理由を理解していました。

 

が、サピエンス全史を読んだところ、どうやら農耕民族としての血は全世界の人間に流れているし、人類史の中で農耕生活になったのはつい最近でこの1万年程度という事実から、先の論調は間違ってるっぽいぞ。ということは理解してました。

 

そして、今日、その理由に運良く遭遇することができた形です。

 

なぜ、世界的に見て、日本人に神経質で不安を感じやすい人が多いのか。ですが、セロトニントランスポーター遺伝子というものがキーになっているそうです。

そもそものセロトニンについてですが、
セロトニンレベルが脳内で高い状態だと、人は楽天的になりやすく、逆に低い状態だと、神経質で不安を感じやすくなるそうです。

そのセロトニンを運搬するトランスポータ遺伝子には、伝達能力が高いL型と、伝達能力が引くいS型という2つがあるそうで、その2つの組み合わせによって、LL型/LS型/SS型の3つの型が決まるそうです。

A,B,O,ABの血液型みたいですね。
XYの染色体でもこんな感じでしたね。

 

で、LL型の遺伝子を持つ人は、セロトニンが多く伝達され、セロトニンレベルが高まりやすく、楽天的になりやすい。
SS型の遺伝子を持つ人は、セロトニンの伝達が少なく、セロトニンレベルが低く、不安や神経質になりやすい。

 

そして、この3つの型は地域や民族によって偏りがあることが調査により判明しているそうです。

 

日本人は、約70%がSS型。
LL型は2%程度しかいないそうで、世界トップレベルでLL型が少ないと。

 

日本という閉鎖的で山の多い島国だとSS型の人のほうが、富を築いて一夫多妻を作りやすく、遺伝子を後世に残しやすかったんでしょうかね。。

 

ここの理由は分からないですが、とにかく、これが日本人にうつ病や自殺が多い遺伝的な理由のだとも考えられているそうです。

 

気合不足とか、教育が・・・とか、社会が・・・とかではなく、ただ単に遺伝子的な問題みたいで、すっきりです。


ところで、運動をするとトリプトファンがどうのこうのなんやかんやで最終的には脳内のセロトニンレベルを高めてくれるそうです。

 

定期的に運動をすることでメンタルを安定させてくれるのは本当らしいので、コロナ&梅雨のこんな時期ですが、ちゃんと毎日運動して行きます。

 

それでは。

 

▼参考文献

言ってはいけない 残酷すぎる真実」橘玲