1日1感謝
感謝の心を持ちなさい。とは子供の頃からよく聞いていました。
感謝の気持ちを持ったところで、なにがどう変わるのかわからなかったので、感謝している人が口にするセリフをちゃんと言えばよいか。ぐらいで認識していました。
例えば、感謝の気持を持っていようがいなかろうが、この流れ上、感謝を示すセリフを口にしておいたほうが、今後のためにも良さそうだなと思ったら、「ありがとう」と言う。というような形でコミュニケーションを学んできました。
末っ子だったこともあり、他人に何かを頼むときに、どうやって頼んだらその人はYESって言ってくれるだろうかということについて考える癖があり、人ごとに戦略的に態度を変えてコミュニケーションができるタイプです。
あの人は結構プライドが高い人だから、こっちがへりくだりつつも自尊心をくすぐれば頑張ってくれるだろう。とか、
普通に優しいおっちゃんだから、真正面から息子のように困っていることを相談すれば協力してくれるだろう。とか、
ロジカルな人だから、整然とした態度で論理的に協力が必要なことを示せば良い判断をしてくれるだろう。とかとかです。
なので、意外とコンサル職があっているのかもしれません。
そんなふうに育ってきたのですが、こと最近に限ると、ちゃんと感謝の気持ちを持つように心がけています。
というのも、感謝することによって、ドーパミン、エンドルフィン、オキシトシン、セロトニンなどの脳内物質の分泌量が増えるそうなんです。
ドーパミンは主に期待感を作る幸福物質ですが、エンドルフィンはドーパミンより強い幸福感をもたらしてくれる報酬系のホルモンです。脳内麻薬とも呼ばれるほどです。
オキシトシンは癒やしとリラックスを与えてくれる物質です。
さらに、セロトニンは脳内の神経物質のバランス調整をしてくれるので、精神状態の安定化をもたらしてくれます。
感謝ってめちゃくちゃ脳に良いみたいです。
今の人類のDNAは狩猟採集時代にまだ引きづられている。と言われています。
小さな集団の中で、相互の協力体制を築くことができた集団たちが、遺伝子を後世に伝えることができたと思われるので、互いに感謝をし合うことが、身体に良い効果を生み出すように自然淘汰してきたのだと思います。
ということで、
”他人に感謝ってよくわかんねーぜ”
と昔の僕のようにひねくれている人でも、
他人のためではなく、自分のために、他人に感謝してみるのは得策です。
例えば1日寝る前に1つ何かに感謝するようにしたら、
ドーパミン、エンドルフィン、オキシトシン、セロトニンなどの効果により、
気分は良くなるかもしれません。
僕は毎日の日記の中で記述していくようにします。
では。