Cardician's Blog

映画鑑賞のようにマジックを楽しむ習慣を

「何を、どう伝えるか」大事なのは・・・

「何を、どう伝えるのか」

どちらが大事か??
というと、紛れもなく、両方。だとは思いますが、
ケースによっては、その重要度合いの比重は変わると思います。

 

BtoCの仕事の場合、「どう伝えるか?」に対して、奇をてらったクリエイティブな表現方法が採用されがちだと思います。
が、それは、面白さをトリガーに多くの認知を獲得することが目的にされることが多いからだと考えています。

より多くの人にアプローチするためには、”正確性”よりも”わかりやすさ”や”面白さ”を重視したほうが成績は良いです。
実際、YouTubeで多くの人にリーチしているチャンネルは、”正確性”よりも擬似的な”わかりやすさ”や”面白さ”や”奇抜さ”を全面に押し出している傾向があるかと思います。

”正確性”の最たるものは査読付き論文だと思いますが、そんなものが一般大衆にヒットするわけなく、一部の専門家のみに出回ります。

 

一方、BtoBの場合、特定の”この人/この会社”が求めている情報を伝えてあげれえば良いので、奇抜なアイディアによる認知拡大よりも、正確性とわかりやすさを兼ね備えた表現方法が適している場合が多いです。

どれだけプレゼンが面白くても、伝えている内容自体に価値がなければビジネスを発展させることはできないので、HowよりもWhatのほうが重要度は高いというわけです。

 

ということで、
BtoC:「どう伝えるか(How)」のほうが重視されがち
BtoB:「何を伝えるか(What)」のほうが重視されがち
だと認識しています。


さて、BtoBではWhatのほうが重視されがちと言ったものの、Howも伴っていなければ相手に伝わらないので、もちろんだめですね。

※伝え方が9割とかいう本もありましたが、僕は読んでないので、言及は避けます。

 

重要なポイントをわかりやすく、かつ、資料だけが独り歩きしても誤解が生まれないように正確性も担保する資料作りというものはそこそこ難しいものです。(僕も修行中です)

が、メッセージライン毎にある程度の型は決まっていると思います。

・今目指している目標を達成するためには、3つの要素が重要で、そのうち今2つが足りていない。
とか、
・要求事項の背景を洞察すると、重要なのはAよりもBだ。
とか
・施策Aを実施するために必要な要素とStepはこうだ。
とかとか、

伝えたいメッセージラインごとに有用なテンプレートは意外と存在しています。

 

BtoB領域においては、「何を伝えるのか」のほうが重要視されがちなので、Whatに対する考察を行う時間をたっぷり確保できたほうがベター。
Howを実行する(資料を作る)時間を最小限に効率化するために、各種資料のテンプレは大いに利活用していくのが良いかと思っています。

 

 

少し横道にそれますが、

情報過多になり、有用な情報が溢れている社会になってきている今、”誰が”その発言をしているのか。も大事になってきていると思います。

というか、最近だと大事にしすぎで、もうちょっと”何を”の部分をちゃんと自分の頭で捉え直してみようよ。と思うときがたまにあります。

有名人からの同調圧力って強いですからね。。
僕もガッキーが短髪男子好き。って言ったらずっと短髪で居続けると思います笑

 

ただ、インフルエンサーマーケティングは価値創造からの逃げだと思っています。

マーケティングはHowの学問じゃなくて、Whatの学問であってほしい。

個人的には、”何を”を重視して生きていきたいなーと思います。(急に人生論)

それでは。