無理に期待に応えようとしない
遺伝子レベルで得意不得意が決まる能力は多々あるようなのですが、僕自身、完璧主義的な考え方をしてしまうクセがあるので、”苦手”は努力によって克服できるはずだというバイアスを少し持っています。
遺伝子的に苦手分野になっているのに、
努力して練習すれば苦手でも人並みレベルにはできるようになるはず。
自分が人並みにそれができないのは努力不足が原因。
もっと頑張ろう。
と考えてしまうと、結構辛いことになります。
これが、身長だったらわかりやすくてあきらめが付くのですが、
論理的推論能力とかIQとかになったら諦めにくい。
「30歳で身長165cm,頑張って175cmになるために毎日たくさん寝てます!」
って人には、そろそろ諦めよう!って教えてあげたくなります。
身長の遺伝率が66%に対して、論理的推論能力の遺伝率が68%、IQの遺伝率が77%です。
それぞれ身長よりも大きな影響を遺伝によって受けていて、努力が介在できる余地が少ない領域です。
ある程度の努力を注いでも上達が見込めなかった分野については、諦めることも肝心なのかもしれません。
僕の場合、歌うのは好きですがどうやら音程とかは取れないタイプで、そこそこ音痴な方です。(音程も結構遺伝で決まるらしいので、これは僕の責任じゃない!しゃーない!笑)
トレーニングしたこともないので、やってみたい気持ちはありますが。。まぁ歌手とかにはどうあがいても無理だろうなと。
ダンスは結構得意なんですけどね〜。
あと、ハイテンションで人と沢山関わっておしゃべりをするのは疲れてしまうようなので、接客業、サービス業をメインの仕事にするのはあってないだろうなと思っています。
(マジックのパフォーマンスをするのは好きなので、続けていきますよ!)
元気いっぱい!明るく楽しく!笑顔で!幸せいっぱい!を自分で表現するのは苦手です。
こういった”苦手”を、自分の欠点、悪いところとして捉えると治したくなっちゃうので、最近は、ただの特徴の一つ。として捉えるようにしています。
ルックスが山下智久や福山雅治みたく整っていなくても、欠点とは捉えず、個性の一つとして捉えるのと同じように。
苦手で何が悪いんだ。ってとこです。
努力不要。と言っているわけではないです。
努力ではどうにもできないことは存在するので、ちゃんと見極めよう。という話です。
一定以上の努力を注ぐ事ができなければそもそも話になりません。
自分自身で、苦手分野だな。。と思っていることであっても、他人から期待をかけられているとき、無理に頑張って応えようとしてしまうこともあるんじゃないかと思います。
報われない努力というものは残念ながら存在するので、無理やり他人の期待に応えようと頑張るのは結構な消耗戦。
他人の期待を満たすために生きているわけではないので、努力の矛先は、他人に期待されているかどうかではなく、自分でそれを極めていきたいかどうか。だと思います。
Willを大切にしつつも、自分のOSに無理に逆らわないようにしていけば、もう少し気楽に毎日を楽しめる気がしています。
今日も瞑想楽しかったです。
それでは。