Cardician's Blog

映画鑑賞のようにマジックを楽しむ習慣を

扁桃体コントロールトレーニング

最近少しバタバタし始めてきたので、日課の運動、瞑想、読書に対して、ちょっと面倒だな。。と思うことが多くなってきた感じがします。

一見するとネガティブな傾向なのですが、人の幸福度は発生する事象そのものではなく、それに対する解釈が40%程度を占めているそうなので、今回はこれをポジティブに捉えてみます。


感情を主に司る扁桃体と感情をコントロールする機能を持つ前頭前野を結びつける、鉤状束(こうじょうそく)という脳部位があります。

鉤状束が太い人は、感情コントロールがしやすく、細い人は感情コントロールが苦手なようです。

サイコパスはこの機能が弱く、欲求に忠実に非人道的なことでもできてしまうようです。

感情のコントロールができないとまぁ社会的によろしくないこともしてしまいがちなのは、アルコールにより前頭前野が麻痺して感情コントロールができなくなった酔っぱらいによる事件がよくあることからもよく想像ができます。

 

鉤状束を太くすることができれば、感情コントロール力は高まると思われます。

 

そこで朗報ですが、脳には可塑性というものがあり、筋トレのようにその能力を頻繁に使えば鍛えることができるそうです。

この鉤状束についても、感情制御の訓練を繰り返すことにより、質量自体を増やすことなどもできるそうです。

不安やパニックに強く、誘惑に負けにくい脳を作るためには、感情に打ち勝つという訓練を繰り返すと良いってことですね。


そう思うと、毎日楽しく、メリットを見出しながらやっているルーティンに対して、面倒だなと思う気持ちが芽生えたとしてもそれを抑え込んで日々続けることは、鉤状束の強化トレーニングになる気がしています。


いつもやってるのに面倒だと思うってことは、脳機能強化のチャンス。
扁桃体を制御するトレーニングになる!と、逆に嬉しく思って取り組めば良い。


▼参考文献

脳科学は人格を変えられるか? | エレーヌ フォックス, Elaine Fox (原著), 森内 薫 |本 | 通販 | Amazon