【感想】『人を動かす』デール・カーネギー
世界的ロングセラーで、あらゆる自己啓発本の原点となった不屈の名著。(と帯では説明されています。)
D・カーネギーはアドラーの影響も多分に受けていると言われているので、アドラー心理学とセットで読むとより理解が深まるかもしれません。
本書は”人を動かす”という点にフォーカスして、どうすれば人に好かれて、どうすれば他人を説得できて、他人を変えれるのか。という観点が様々な人間関係における振る舞い方のアドバイスをしてくれています。
読んだ感想として、D・カーネギーさん、結構サイコパス指数高めなんじゃないかと思いました。(個人の感想です)
結構頻繁に、相手のことを褒めろ!そうすればやる気になって行動してくれるから!と言っています。
アドラー心理学では、人を叱るな。褒めるな。評価するな。
人は本来、他人からの承認を求めて生きるんじゃなくて、自分で自分を承認できるようにならなきゃ自立した幸福は手に入れられないんだ。他人の承認欲求を逆なでするようなことはするな。としています。
※このあたり、細かくは下記の記事で話しています。
アドラーの影響を受けていると言われるD・カーネギーは真逆のことを言っているように感じます。
が、しかし、こと”他人を動かす”という観点に立った場合、
相手の本当の幸せとか幸福(他人依存の承認欲求からの脱却)なんてどうでもよくて、
自分の望むような行動を相手が取ってくれさえすれば万事解決ですから、アドラーの他人を評価するな。というルールは関係ないのかもしれません。
”人を動かす”
そのために最も手っ取り早く相手の心理を掴んでコントロールできるのが、【褒める】という手段なのかもしれません。
相手の意見に徹底的に耳を方向け、理解を深め、褒める。
お世辞じゃなくて、客観的にちゃんと褒めれる部分を探すことが大事なのだと。
そうすれば相手は勝手にモチベーションUPして、暗示した行動を取りやすくなると。
こう見ると、カーネギーはかなりドライで、アドラーのほうが他人に対して優しいなぁと思います。
「相手の非を指摘するときには、最初に自分も過ちを犯すことが多々ある。という話を出しておくだけで、相手は非を認めやすくなる。」というテクニックなど、コンサル職として使い所満載なテクがたくさん載っていました。
開発・上長・顧客の三者間に挟まれているコンサルって、こういう細かいコミュニケーションスキルがないと、円滑に物事を進めることが結構難しいので、参考になります。
ということで、
相手を他人依存の承認欲求から脱却できないスパイラルに陥らせてでも意図したとおりに動かしたいなら、とりあえず良いところ見つけて褒めておけばOKだよ。と個人的には理解しました笑
ふふふ。。。
では、また明日〜。
参考文献
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まぁいつか観てやるか。というそこの貴方。
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