Cardician's Blog

映画鑑賞のようにマジックを楽しむ習慣を

進化論が面白い。

進化論に関する書籍を読んでいます。

何年に誰が何をしたのか。をひたすら暗記させられた学生時代の歴史の内容が全く僕には面白みがなく、歴史ものは学生時代から苦手でしたが、サピエンス全史を読んでから、かなり面白さがわかるようになってきました。

何年に誰が何をしたのか。
よりも、
なぜそれをしたのか?という理由についてフォーカスを当てることで歴史はとっても面白くなるんだな。と思います。

 

そんな中、面白いなーと思うトピックが、農耕生活へ移行が人類史上最強の失敗だったのではないか。という話です。

ホモサピエンスは狩猟採集生活から農耕生活へと移行したことにより、飢餓の増大、ビタミン不足、発育不全、寿命の急激な縮小、暴力の増加などが発生し、未来に対する不安というネガティブなメンタルも獲得してしまった。とのことです。

詳しくはこれからですが、
本当に農耕生活に移行したことは失敗だったのか、
それとも、その手痛い代償として文明の発達があったのか、
そのあたりが気になるなーと思います。

 

ちなみに今僕が読んでいる本はこちらです。

www.amazon.co.jp

自宅じゃないと読みにくいやつです笑


今の所面白かったトピックをいくつかピックアップします。

人によっては過激な内容かもしれないので、ご注意を!

・人間と、ボノボチンパンジーとの遺伝子は約1.8%しか違わない。
 これはイヌとキツネ、インドゾウとアフリカゾウの違いよりも小さい違い。
 →人間とボノボチンパンジーはかなり近い。
ボノボチンパンジーは乱婚。
・類人猿の中で一夫一妻制は唯一、テナガザルだけ。
 →社会的コミュニティも未熟で、人間からは遠い存在。
・進化論的観点から見ると、人間が性的な一夫一妻制を守ろうとしていることは、普遍的な行動ではないので、かなり無理があること。
 →だからみんな隠れて不倫してるし、うまくいく夫婦は少ないし、父親以外の遺伝子を持つ子供の割合も一定以上いるのかもね。
・ほとんどの動物は排卵期以外に性交渉を持たないため、ローマ教皇の教え通りの「あまり頻繁ではなく、静かに、そして生殖のためだけにするセックス」はむしろ”動物的”で、娯楽やコミュニケーションや食料の取引を目的に性交渉をするのが本来”人間的”である。
・人間の結婚とは、永遠の愛の誓い。というよりも、企業合併というニュアンスのほうが近い。
・性的に節度であるべき。という価値観は人工的な文化によって植え付けられた価値観に過ぎない。

 

というところです。

ただし、乱婚=行きずりの・・・というわけではなく、コミュニティ内での親密な大事な相手と。。。ということらしいので、勘違いなされないように。


今の僕たちが持っている価値観も普遍的なものではなく、今の社会、今の文化の中だからこその価値観なのだと考えさせられます。

ますます”普通は”とか”常識的に”という言葉の使い所には気をつけていきたいな。と思います。

それでは、また明日。