Cardician's Blog

映画鑑賞のようにマジックを楽しむ習慣を

鬱、一歩手前まで行った僕を救った言葉

 

肩肘張りすぎている自分の力を抜いてあげる口ぐせの話です。

 

めっちゃ頑張ってるのに、全く成果に繋がらない。
自分はこれくらいできなきゃだめだ!できるべきだ!
     ↓
でもその域には到達できない。。。
     ↓
自分は駄目なんだ。
     ↓
でも頑張るぞ!明日からやるぞ!
     ↓
結局成果でなかった。なんて自分は駄目なんだ。。
     ↓
この先どうやって生きていくんだ?
     ↓
このままじゃだめだ。頑張らないと!
     ↓
   ・・・・

 

という負のループを繰り返す日々。

そんな結構しんどかった時に、一度経験しました。

 

駅のホームに立って、電車が来たとき、
「あ、今、1歩踏み出したら、楽になれる。あー。楽になりたい。
って。

 

マジで頭をよぎりました。
自分で自分がそう考えたことに驚きましたね。。。

「あ、自殺する人ってこんな感じなのかなぁ。。。」と実感。

 

踏みとどまったのは、ただ、僕にその勇気がなかっただけだと思います。

 

僕、母親が精神病院で薬剤師をしていたことがありまして、
鬱の患者さんと接する機会が多かったんですね。

 

その頃、実家に戻って家族団らんしている時、
あまりに僕が「頑張らないとだめなんだ。俺はやるぞ」
と血走った目で話してたりして、

 

「こいつ、鬱、一歩手前だ。やばい」

 

と思ったらしく、ポロッと、

「まぁほどほどにね」と声をかけてくれました。が、

 

僕の返答は

「頑張ろうと腹くくってる人間にかける言葉じゃないだろ!それは!」

 

でした。

しかも怒りすぎて半泣きしてたと思います笑

 

どこかでポキっと折れた瞬間に鬱になるような瀬戸際っぽかったらしいです。

 

その時は、幸か不幸か、目の前のタスクから開放され、
しばらくゆっくり、毎日お酒飲みながらグダグダして冷静を取り戻しました。

 

そんな頃の自分に教えてあげたい、しんどくなったら使う口ぐせ。

 

「なんでもどうでもええやん。楽しくいこうや。」

 

これは、新卒で就職した会社で知り合った大阪の同期が、
会社のクソ研修にみんなが不平不満をためていたときに打ち放った暴言です。

ええ。暴言だったと思います笑

 

まぁ普段から、
「いつ死ぬかわからへんし、楽しまな損ちゃう??」
みたいなことを、へらへら言う人だったので、不自然な発言ではなかったのですが。

 

でも僕には衝撃でした。
そんな力の抜き方ありっすか。。。。w
と。

 

僕の性格上、自分を責めて律することで身を正して突っ走る傾向があるので、
どこかで自分の力を抜いてあげる必要があると、薄々感じているさなか、

 

「なんでもどうでもええやん!」(ドン!)

 

うわーこれめっちゃ力抜くことできるわ。と思いました。

 

まぁ普段から使っていると、本当に腑抜けになると思うので、
いざというときに使うようにしてます。

 

結構しんどいぞ最近。どう?大丈夫?自分。え?しんどい?もうそろそろやばい?

 

と思ったときは、
まぁなんでもどうでもいいしなぁ。楽しむこと大事!
と力を抜いてあげます。

 

すっと肩の荷が下りて、
まぁ今日成果でなくても、怒られるぐらいだし、
収入減ったら嫌だけど、ぶっちゃけ死ぬわけじゃないし、まぁ帰ったら映画でも観るか。

という感じです。

あ、この、
ぶっちゃけ死ぬわけじゃないし、ええやん
も、力を抜いてあげられるリラックスワードだと思います。

 

まぁこんなものは民間療法なので、
本気の人はちゃんと病院に行ってくださいね。。。

※こういう、自分の認知を変えてあげることで、
鬱対策をしようというのは、認知行動療法と呼ばれています。
薬物中毒者の治療に使われてる説を聞いてます。

 

鬱は心の風邪みたいなもんだとよく言われます。

※僕は専門家じゃ無いので、正確な情報を知りたければ、専門家を訪れてください。

 

頑張りすぎた結果、脳内で特定のホルモンの分泌が減少し、
気分を高揚させることができない。ポジティブな感情が湧き上がらない。
セロトニンノルアドレナリンがサボってる状態。

 

決して本人の意思が弱いわけじゃ無い。

むしろその逆。真面目で自分に厳しく、意思が強いんです。 

 

 って聞いたことがあります。

だから、無茶して疲れて、風邪引くんです。

 

鬱に突入していると、

気分は、常に普通か、普通以下のネガティブモードのどちらか。

ポジティブになるためのホルモンが足りて無い状態。

楽しいはずのことでも楽しく感じられない。らしい。

 

なので、極論そのホルモンがちゃんと機能するようになれば良いわけです。

 

どうすればいいのか?!

いやぁ西洋医学は素晴らしいですね。
そのホルモンを薬で鞭打つことができます。

セロトニンさん、ノルアドレナリンさん、ちゃんと仕事して。と。

 

それが抗うつ剤。らしい。

 

僕は全く専門家じゃないので、これ以上詳しくは知りませんが、
しんどい人はとりあえず病院行ってみると楽になれると思います。


<言いたかったこと>

この話は、

スランプに陥ったら、そこから逃げましょう。

という話ではないです。

 

どれだけ苦しくても、やるべきこと/達成すべきことだと思うのであれば、

歯を食いしばって真摯に取り組むべき。

 

気晴らしに飲みに行こうなんてものは、ただの現実逃避。

目の前の課題はなに一つ解決してない。

むしろ逆。その放置期間によって問題は大きくなってる。

 

お茶を濁さずに、ちゃんと向き合いましょう。

 

ただし、鬱になるぐらいだったら、身を引こう。

 

やばいかも。って思ったら、

「なんでもどうでもええやん」

って自分に声をかけてあげることで、力を抜きましょう。死ぬわけじゃないし。

 

って話でした。