Cardician's Blog

映画鑑賞のようにマジックを楽しむ習慣を

新しい習慣はなぜ身につかないのか【簡単な習慣化手法について】

「1日2時間は勉強する」
「1日50回スクワットをする」

こういった目標、皆さんも立てたことがあると思います。

いかがでしたでしょうか。

うまくいった人は良いのですが、
僕の場合、相当モチベーションが高いことでないと、続きませんでした。。。

家に帰ってから、
さー勉強しよう。練習しよう。筋トレしよう。
と思っても、疲れていると、その気になれない。

特に、納期があったり、迫ってないと全然無理。

 

よくあるアドバイスとして、

・納期を設定する
・他人に公言する

ことで、自分にプレッシャーをかける方法ですね。

これも良いと思いますが、
個人的に、もっと楽に習慣化させることができた方法をシェアします。

 

◆そもそも、なぜ新たな習慣の獲得が困難なのか

一言で言うならば、

コンフォートゾーン(快適領域)から外れると、
ホメオスタシスによって、もとに戻される。から。

です。

意味不明ですよね。。笑
心理学用語です。解説をします。

・コンフォートゾーンとは

日本語にすると、快適領域です。
普段の自分の認知環境のことで、この領域内であれば、安心してストレスなく、行動ができます

 

毎日の歯磨きが苦にならないのは、
歯磨きを毎日することが当たり前として、コンフォートゾーンになっているからで、
歯磨きをしない。ということは、コンフォートゾーンから外れることになるので、
不快/ストレスを感じるのです。

 

休憩時間にスマホを絶対見る人は、それがコンフォートゾーンになっており、
休憩時間にスマホを見れない。となったら、コンフォートゾーンから外れるので、ストレスになります。

 

このコンフォートゾーンからの乖離が激しければ激しいほど、
人は不安/ストレスを感じやすいとされています。

 

ホメオスタシスとは

コンフォートゾーンから外れている行動を減らす/無くす事により、
コンフォートゾーンに戻ろうとする効果のことです。
意識する/しないに関わらず、働きます。

そのため、新たな習慣という、コンフォートゾーンから外れている行動は、
ホメオスタシスの効果によって、是正され、もとの自分に戻ってしまうわけです。

 

ダイエットでも同じと言われています。
体重100kgの人のコンフォートゾーンは100kgです。
ダイエットして、90kgになったら、コンフォートゾーンから外れ、
体が違和感を感じ、ホメオスタシスの効果により、そのうち再度100kgに戻ります。

 

リバウンドは、体の摂理のようです笑

 

逆に私の場合は、体重52~53kgがコンフォートゾーンになっているので、
頑張って食事量を増やして55kgぐらいになったとしても、
気を抜くとすぐに53kg程度に戻ってしまいます。

 

つまり、ホメオスタシスの克服が必要です。

 

いわば、脳に対し、
新たな習慣は、そんなにコンフォートゾーンから乖離していない行動だよ。
と騙す必要があるわけです。

※コンフォートゾーン自体をずらすことにより、
現状に違和感を感じるようにして、ホメオスタシスの効果で成長する。
という手段も取れるようですが、それはそれで別で調べてまとめます。乞うご期待。

◆めっちゃ楽。新たな習慣の作り方

ということで、本題です。

新しい習慣でも、脳に「そんなに新しくないよ!!」と嘘をつく方法です。

俗に言う、最初の目標を大きく掲げすぎない。
というのも、「そんなに新しい自分にならなくてもいいんだよ」と示すための効果的な方法です。

 

今回ご紹介するのは、もっと自分の習慣に根ざした方法です。

 

それは、
今の習慣に新しい習慣をがっちゃんこする。
というというものです。

 

人の意志力が大きく消費されるのは、タスクの切り替えを行う時と言われています。

「よし。これから勉強するぞ!」と決意を固めることには意志力が必要になり、
加えて、新たな習慣であれば、脳が拒むので、着手する決意を固めることが困難です。

 

であれば、今すでに意志力不要で実施している既存の習慣の中に、
新たな習慣を取り込んでやれば、すっと着手することができます。

 

例えば、毎日腕立て伏せを10回やりたい時。

帰宅後、部屋着に着替えるのと、腕立て伏せをセットにします。
(※着替えでなくても、一旦なんでも良いです。すっと次の習慣にしたい行動に移れれば。)

既存の習慣では、

・帰宅→服脱ぐ→部屋着を着る→晩ごはん

となっているところに、腕立てをぶっこみます。

・帰宅→服脱ぐ→腕立て(New!!)→部屋着を着る→晩ごはん

こうすると、多大な意志力を消費して、「よし!腕立てやるぞ!」と自分を奮い立たせなくても、
「はい。服脱ぎました。はい。腕立てして、服着ましょう」と自動化しやすいです。

※最初のうちは、1回だけやろう。というぐらいの小さな目標のほうが良いです。

 

服を脱ぐ、腕立て、服を着る。がそれぞれ独立したタスクになっているのではなく、
「部屋着に着替える」というタスク自体の中に、しれっと腕立てが入っているイメージを持ってください。

 

これで、腕立てをやることが、自分のコンフォートゾーンになってしまえば、
あとは、目標を上げたりしても問題ないです。
逆に、腕立てをしない自分がコンフォートゾーンから外れるようになるので、
ホメオスタシスによって、腕立てをする自分に戻ることができます。

 

ということで、

 

「1日○時間は…をやる」
「1日○回…をやる」

という目標設定よりも、

「○○のときに、…を一緒にやる」
「○○をしたら、…をやる」

という目標設定のほうが、遥かに習慣化させやすいです。


ぜひやってみてください。

 


ほんとに。やってみてください。
やってみると、びっくりすると思います。めっちゃ楽です。

 

 


腕立てじゃなくても、ほんとにやってみてくださいね。。。。笑

 

 

 

 

やってみてくれますか?????

(しつこいですね笑 失礼しました)