【人類 VS AI】能力4分類
デジタルなテクノロジー系の話が大好きな割に、
アナログな手品も大好きな工藤です。
クリスマスといえども、更新します。
ここ数年、AIやIoTなど、テクノロジーの発展に伴って、
人の仕事が奪われるという話が、盛んに議論されております。
賛成派、反対派、立場によって意見は変わると思いますが、
僕は、どちらかというと賛成派で、
しかも、賛成しても反対しても、変わらない未来だと思う派。です。
人間が苦手な仕事をAIや機械がやるようになるので、
僕たちは苦手で嫌だなーと思う仕事をやらなくても済むようになり、
僕たち人間が得意で、やっていて楽しいと思える仕事に注力できる未来が来ると思っています。
人間が苦手でやりたくないことやそもそもできないことをコンピュータに任せ、
人間が得意でやりたいと思えることの中から、人間じゃないとできない仕事に注力できる時代になっていくと。
人のできる/できない(得意/不得意)と、
コンピュータのできる/できない(得意/不得意)をかけ合わせたフレームワークが
わかりやすいかと思い、描いてみました。
こちらを御覧ください。
タイプ①【人:できない】&【コンピュータ:できない】※左下
そもそも、今我々にはできないことなので、無視します。
タイプ②【人:できる】&【コンピュータ:できる】※右上
コンピュータが登場してから近年まで、
コンピュータの主な仕事はこの領域にありました。
人間でもできるんだけども、
機械でもできるから、機械にやってもらって、人間の仕事の効率をUPさせる。という領域。
複雑な計算や、生産ラインによる大量生産などです。
この領域の仕事はすでに殆どが機械に置き換わっていっています。
今後もどんどん置き換わっていくと思います。
ここに該当するスキルを伸ばしていっても、
いつか機械に置き換えられる領域なので、あまり投資すべきではないと思います。
タイプ③【人:できない】&【コンピュータ:できる】※左上
今後、この領域が主なコンピュータの活躍領域になると考えています。
人間がその仕事の原理原則を理解していなくても、
AIが勝手に原理原則を理解して、仕事を進めてくれたりします。(ディープラーニングと呼ばれる領域)
また、人間が踏み込めない場所で機械に活動をさせたりすることもあります。
そもそも人間ができないor苦手な領域なので、どんどん機械にやらせていくべきです。
タイプ④【人:できる】&【コンピュータ:できない】※右下
さて、ここが、この先もコンピュータにはできなくて、
僕たち人間じゃないとできない領域で、
今後の僕たちが注力してスキルを伸ばしていくべき領域です。
いくらAIが発達したとしても、
命題を与えられないとAIは何もできません。
〇〇を判別して。
とか、
この組み合わせ問題の最適解を導き出して。
とか、
来月の需要を予測して。
といった解くべき課題を与えるのはやはり人間の仕事です。
AIができるのは、せいぜい候補をピックアップする程度で、最終的な意思決定は人間に任されます。
目的や目標、ゴールを創るのは、人間の仕事です。
また、これとは別ジャンルで、
人の感性に訴える何かを創造する仕事も人間にしかできない領域です。
びっくりしたことですが、最近のAIは絵画を描いたり、
音楽を作曲することもできるようになってきているそうです。
それはそれですごいなと思いますが、
人が何かに感銘を受けて心揺れるのは、
絵画や音楽を通じて、創り手の情熱や想いやストーリーに触れるからであって、
絵画を見たからや音楽を聴いたからだけではないはずです。
例えば、マジックにしても、
機械が強烈な不思議を作り出していたとしても、
どうせ人ではなく機械だからどうにかできることなんでしょ。ふーん。と思いますが、
人間がやるからこそ、「なんでそんなことが??」と面白く、夢が見れるんだと思います。
まとめ
ということで、
コンピュータができない。もしくは苦手なんだけども、
人間ができて、得意な領域は何なんだろう?と考えて、
そのスキルを伸ばすことに投資をしていったほうが良いのだろうなという話でした。
人間臭さがある領域は、この先も人間じゃないと補えない領域だと思うので、
人間臭く生きていこうと思いました。
以上です!
ではまた明日!