遠くの欲と近くの欲
年末ということで名古屋に帰ってきてます。
同級生と飲んでいて、今実家へ帰宅中です。またまたべろべろな工藤です。
道中、刺身は醤油を舐めるための口実とは言い得て妙だなと思う今日この頃です。
さて、いきなりですが、
1年後に10,000円もらえるのと、
2年後に10,500円もらえるのだと、どちらを選びますか?
多くの方が2年後の10,500円を選ぶと思います。
では、
今すぐ10,000円もらえるのと、
1年後に10,500円もらえるのではどうでしょうか??
先ほどの1年間のスパンがある。という条件は変わらないのに、今すぐの10,000円を選択したくなるかと思います。
これは心理学/行動経済学用語で双曲割引と呼びます。
どうやら我々には
遠くの欲は我慢できても、
近くの欲は我慢しづらい。
という心理法則があるようです。
知らず知らずのうちに、
遠くの大きな利益よりも、
近くの小さな利益を取ってしまう可能性があります。
とってももったいないです。
できるなら、遠くの利益をちゃんと選択できるようになりたいものです。
そのためにはどうすれば良いのでしょうか。
まず一つには、
この双曲割引という心理法則を僕たちは持っている。ということを受け入れる。理解することが大切だと思っています。
『いや、俺は普通とは違う』と勘違いを貫くよりも、この法則を受け入れることで、
今自分は近くの小さな利益に目が眩んでいないか??と自省することができるようになります。
次に有効なのは、
遠くの大きな利益を見通すことだと思います。
今、〇〇をするとこんなメリットがあるんだけども、
××をすれば、将来的にこんな大きな利益になって返ってくるはず。
という算段をちゃんと立てることです。
実際にそれが実現するかどうかは分かりませんが、こういった工夫がないと、
我々は近くの欲に負けやすいと既にわかっているのですから、
やるに越したことはありません。
自分の思考の時間軸(過去なのか今なのか未来なのか)は今どうなっているのか?
どこに焦点を当てて考えているのか?
をメタ認知できるようになれば、
双曲割引とも、戦えるのではないかと思いました。
自省しつつ、今後も頑張って行きます!
以上です!
それではまた明日!