モチベーションはイリュージョン
難しそうな問題で、なかなか取り掛かろうという気持ちになれなかったり、
嫌いなタスクでモチベーションが湧かなかったりして、
重たいタスクを先送りにしてしまうことって無いですか?
僕はよくあります。。。気を抜くとついつい難しそうなタスクや考え込みそうなタスク、苦手なタスクは後回しにしてしまいます。
今日はそんな重たい気持ちのときに、僕がどう解決しているのか、共有します。
モチベーションはイリュージョン
話は脱線しますが、皆さん、好きな色って何色でしょうか?
僕は、ネイビーが好きです。
なぜ好きなのか?経済学と心理学では真逆の考え方をするようです。
経済学では、
僕は、ネイビーが好きだから、ネイビー色のコートや、財布や靴やスーツを揃える。と考えますが、
心理学では、
ネイビーのコートや財布や靴やスーツなど、ネイビーのものをたくさん持っているから、僕はネイビーが好きなんだと認知している。と考えます。
ネイビーが好きだから、その色のものを買うのか、
ネイビーのものが多いから、その色が好きだと思うのか。
感情が先か、行動が先か。
リラックスしているから、ゆったりした呼吸で、ゆったりと座っているのか。
ゆったりとした呼吸でゆったり座っているから、リラックスできているのか。
心理学的な側面から見ると、必ずしも感情が先というわけではなく、
自分の行動によって、自分自身の感情が変化する。ということもありえます。
これは、モチベーションにも通用するようで、
心理学的には、モチベーションが湧かないから、作業に着手できないと考えるのではなく、
作業に着手していないから、モチベーションが湧いていないと考えることができます。
手をバリバリ動かして、どんどん作業を進めている自分を知覚することで、
「あれ、今の僕はモチベーションが高いぞ。ノッているぞ」と思うようになれます。
モチベーションが湧かないから作業ができない。というのは、どうやら幻想(イリュージョン)のようです。
解決策
このように、目の前のタスクに対するモチベーションが湧いていなくても、
作業に着手してしまえば、モチベーションはあとから湧いてくると言われていますので、
ついつい先送りにしてしまいそうになった時には、
一旦、無感情になって着手してみる。ということが、有効のようです。
「一旦、無感情になって着手してみる」とは言っても、、、それができたら困ってないよ。。。
と、僕は思っていて、、、一工夫を加えるようにしています。
具体的にどんな工夫をしているのか
僕は、ストップウォッチを使います。
5分間でも作業に着手すれば、その後、集中して作業がしやすい。という研究結果があるようですので(by超集中力)、
「とりあえず、5分間だけやって、今日は終わらせよう」という気持ちで、
ストップウォッチをスタートさせます。
5分程度経過したら、自然と作業を進めることに抵抗がなくなっているはずです。
抵抗がまだある場合、もう5分やってみてください。
何度やってもダメだったら、そもそもそのタスクが嫌いすぎると思うので、本当にやったほうが良いのかどうか考えたほうがいいかもしれないです。。。。汗
アラームではなく、ストップウォッチであることには理由があります。
せっかく最初の5分で集中状態に入れた場合、
アラームでは5分後に強制的に集中を阻害されるためです。
ストップウォッチだったら、仮に集中状態に入ったとしても、自分が気づくまで邪魔されません。
ストップウォッチをスタートさせる。という行動をとることで、
自分の背中を自分で押すきっかけことになり、かなり楽に作業を開始できるようになると思います。
まとめ
・モチベーションが湧かないから、作業に着手できない。のではなく、
作業をやっていないから、モチベーションが湧いていない。
・とりあえず、5分間、無感情になって着手してみる。
・その時には、ストップウォッチを利用して、自分の背中を押して上げよう。
これは、昨日話していた先送りのテクニックの応用編のような感じがしています。
ついつい先送りにしていたタスクをちゃんと消化していくことができれば、
意外といろんなことが前に進んでいきます。
ぜひとも、試してみてください。
それでは、また明日!