【独りで働く】マルチタスクVSシングルタスク
こんにちは。
古典のカードマジックを現代風にリメイクするのが好きなカーディシャンこと、工藤です。
独りで仕事をしていて、自分の成果をレビューしてくれる人がいない場合、
セルフレビューをしなければなりませんが、
なかなか自分の成果物に対して客観的なセルフレビューを行うことは難しいと思っています。
フリーランスなど、組織に属さずに独りで成果を生み出す人も増えていると思いますし、
サラリーマンとしても、レビュワーに出す前にセルフレビューは絶対行う工程かと思います。
そんなセルフレビューの品質を高めるためにはどうすれば良いのか、今の僕の考えをシェアします。
そもそもなぜセルフレビューが難しいのか
自分自身で自分の成果物を見直しても、なかなか良いレビューにすることは結構難しくて、
その理由というのは、背後にある前提をすでに自分は持っているから。だと思います。
なので、論理が飛躍していたり、なんとなく辻褄があっていなくても、
背後にある前提を知っている自分が見ると、理解できてしまうのだと考えていて、
その前提自体が自分の中で明示的になっていれば、
まだセルフレビュー中に気づく可能性は高いのですが、
暗黙的な前提に立っている場合、自ら気づくことは難しいはずです。
他人のレビューがよく機能するのは、
この前提を持っておらず、ゼロベースでその情報に触れ、
1から論理を構築していくため、論理の飛躍や間違いに気づきやすいのだと思います。
自分の中では論理が成り立っているつもり。
の状態で自分の成果物を見直しても、論理は成り立っているように捉えてしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
セルフレビューの品質を上げる工夫
さて、そんなセルフレビューの品質を上げるためにはどんな工夫ができるのかと考えると、
先に登場した、「自分が持っている前提」を持たないようにして、
セルフレビューを行えば、割と客観的なレビューができるのではないかと思います。
自分の中では論理は成り立っているつもり。
状態から、脱却して、セルフレビューを行う構図です。
そのためには、前提や暗黙的な論理を忘れることが大事です。
どう忘れるのか?
僕の場合、
時間をおいたり、寝たり、一旦他のタスクに集中したりすれば、良いと思っています。
みなさんも、一晩寝た後に昨日の自分の成果物を見ると、???となるケースが往々にしてあるかと思います。
それをちゃんとやろう。という試みです。
ガッと集中して成果物を作ったら、
一度他の仕事をやる。時間をあける。寝る。などして、他のことをやり、
再度今のタスクに戻ってくる。というプロセスを踏むことにより、
セルフレビューの品質は上がるのではないかと思います。
マルチタスクとのコンフリクト
しかし、
頻繁にタスクを切り替えると、生産性が低下し、効率が下がってしまいます。
一気にタスクを終わらせたグループと比較すると、頻繁にタスクを切り替えたグループは、
集中力などの生産性が40%低下し、ミスの発生確率が50%増加した(※)。との報告が上がっているそうです。
※「超時間術」著者:メンタリストDaiGo
タスクを一度離れて、別のタスクをして、再度戻ってくる。
という、セルフレビューの品質を上げるための工夫はマルチタスクとなり、
タスクを切り替える頻度を増やしてしまい、
逆に全体の成果物の品質を下げる可能性があります。
ただ単にタスクをぶつ切りにすれば良い。という話ではなさそうです。
マルチタスク化させずに、セルフレビューの品質を上げるためには
これは僕の仮説にとどまりますが、
集中してアウトプットを行う時間は固まって確保すべきで、
タスクの切り替えは極力少なくした方が、成果物の品質は上がるということが、
様々な文献で叫ばれているので、
アウトプット時間(=成果を作っている時間)はまとめて確保したほうが良くて、
セルフレビューを行う場合は、一度前提を忘れないと行けないので、タスクを分断する。
つまり、
アウトプット時間の塊と、セルフレビュー時間の塊に分けて、
その間で休息をとり、一度冷静になる。できれば寝る。というタスクマネジメントが一番効果的なのかなー?
と思いました。
以上です!
ではまた明日〜