Cardician's Blog

映画鑑賞のようにマジックを楽しむ習慣を

【雑記】マジックの教育モデル

こんにちは。工藤悠也です。

今年度28歳になるのですが、およそ10年ちょっと前、高校生の時、東進ハイスクールというとある画期的なシステムを導入していた塾で勉強をしてました。

今や当たり前ではありますが、そのシステムとは、教えるのがべらぼーに上手な人の授業をオンラインで受講し、基礎と大枠を効率的に学び、個人個人の苦手なところ等は、チューターという人がオフラインで個別に潰していく。というスタイルです。

 

オンラインの強みは大多数に同じ情報を共有できること。
弱みは、一方通行なので、受け手が受け取りきれなかった部分や勘違いしている部分について、フォローができないこと。

 

オフラインの強みは、双方向のコミュニケーションによって、受け手の習熟度に合わせて教育ができること。
弱みは、一度に大人数を相手にできないこと。

 

オンラインの強みを生かして、基礎を一度に大人数に対して教育し、その後、オフラインで個人個人の問題を刈り取っていくスタイルは非常に効率的です。

 

教育については、素人ですが、学校教育とかもこうなればよいのに。とは思います。

べらぼうに教えるのがうまい人が全国の子どもたちに向けて講義をして、個人個人の問題解決のサポートはその学校の先生がやっていけばいい。

(教えるのが下手くそな教師にあたった子がかわいそうで。。それで数学コンプレックスとかになったらもう悲劇。。。)

なので、教師の仕事は”知識を教えること”ではなく、”その子の問題を嗅ぎ取って解決に導いてあげること”という、より人間にしかできない仕事に向かっていくと思います。

デジタルのおかげでより人間っぽい仕事ができるようになりますね。良き良き。

 

さて、本題ですが、このオンラインとオフラインをかけ合わせる教育モデルは、すべてオフラインで解決しようとしてきたこれまでのモデルよりも少コストで実現できます。

なので、多くの教育リソースを投下できないマジック業界において、この教育モデルは非常に参考になる気がしています。


師弟関係というオフラインでしかちゃんと学ぶことができなかったマジックが、時代の波によって情報が多くの人に届くようになり、オンライン(独学)で学ぶことが多くなった現在。

オンラインは多くの人にある程度の情報を与えますが、その後の個人最適化フェーズでは、1対1での密なコミュニケーションが必要になります。

 

まさにマジックだと、手の大きさや体のクセなどもありますし、もっと慣れてくると、個人の性格や雰囲気に合わせた演出の作り込みなども考えなければなりませんから、個人最適化フェーズは非常に重要です。

 

マス向けの”質の高い”情報をキャッチすることと、
先生/先輩/友人から自分に最適化されたアドバイスをもらうこと、
片方だけではなく、両方大事にできると良いなと思います。

 

以上、雑記でした。
ではまた〜。