ポジティブ・シンキングという嘘
こんにちは。工藤悠也です。
GWも残り1日ですね。
テレワーク組なので、ずっと家にいる。ということに変わりはなく、例年よりもGW感は少ないですね。
あまり外出するタイプではない僕でも、今では家にいながら様々な人と交流するのが当たり前になったので、以前よりも友人や知人とよく会っている(話している)かもしれません。笑
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さて、今日は、『ポジティブ・シンキングという嘘』というちょっとトゲのあるテーマです。
よく「成功しているところをイメージしよう」とか、
「できる自分の姿をイメージしよう」とか、
「良いことが起きるとイメージしよう」という励ましのお言葉を耳にすることがあります。
良い結果、ポジティブなことをイメージすると、それを引き寄せることができる。らしいです。
魔法ですね。
残念なお知らせですが、ポジティブなイメージを持つだけでは現実世界は何も変わらないでしょう。。。
(あ、厳密にはポジティブなことを考えると、人間の視覚では捉えられないほど軽微なレベルで表情筋は動くらしいので、その程度の変化はあるかもしれないです。)
当然のことながら、現実世界を変えるためには、行動しなければ変わらないです。
なので必要なのは、ポジティブな思考よりも、ポジティブな行動です。
「いやいや、ポジティブなイメージを持つことで、ポジティブな行動ができるんだ!」という反論が普通だと思います。
多分、おおよそはそういうことなんだろうと思いますが、ちょっと気になる実験結果があるので、ご紹介します。
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コカインを医療目的以外の目的で常用する人を対象とした実験です。
もともとコカインはドーパミンを増加させる作用を持っていることから、コカインを摂取して気持ちよくなるのはドーパミンが原因だと考えられていました。
そこで、コカイン常用者に対して、コカイン摂取後でもドーパミンが増加しないように人工的に抑制してみたそうです。
それまでの考え通りなら、気持ちよさは感じなくなるはずでしたが、相変わらずコカインがもたらす快感は存在しており、気持ちよさは減少しなかったそうです。おやおや。。
つまり、コカインはドーパミンを増加させるけれども、ドーパミンが気持ちよさ、快感、良い気持ちを作っているわけではない。という事がわかったそうです。
ただし、もっとコカインを!もう一度あの快感を!という欲求は抑えられていたそうです。
その後の研究で、人が体験する好ましい体験をより一層好ましく感じさせてくれるのは「オピオイド」という物質であることがわかりました。
ドーパミンの役割は、その好ましい体験を反復させるために「欲する」ようにさせることだったそうです。
すなわち、人間の快楽中枢の構造として、
何かを求める → ドーパミン
気持ちよく感じる → オピオイド
というように2つの機能は分断されているとのことです。
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ということで、
ポジティブ・シンキングにより、成功している姿をイメージして、前向きな気持になって、気分が良くなるのは、オピオイド系を高めているに過ぎず、実際にその結果を欲して行動するようにするためにはドーパミン系を高める必要があると解釈できるかなと思います。
ポジティブに考えることは大事ですが、
それだけでなく、ポジティブな行動を取れることが大事。
心理学的には、思考が原因で行動がその結果ではなく、
行動が原因で思考がその結果になると言われています。
青が好きだから、青い服や家具や小物ばっかりを買う。
のではなく、
青い服や家具や小物ばっかりを買っているから、青が好きだ。
という順番が正しいそうです。
ということは、
ポジティブな気持ちが先なのではなく、
ポジティブな行動が先にあって、その後に思考がついてくるのかもしれませんね。
ポジティブ・シンキングをしているだけではもしかしたら意味ないかもしれないので、とりあえず何も考えずにポジティブだと思う行動を取り続けてみようかなと思います。
ではでは。また明日〜!
参考文献
https://www.amazon.co.jp/dp/B074FQ7MSL/
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