Cardician's Blog

映画鑑賞のようにマジックを楽しむ習慣を

私と貴方は結局他人。アドラー心理学における課題の分離という考え方

 

アドラー心理学に「課題の分離」という考え方があります。

これは、

自分の課題と他人の課題をちゃんと分けて考えよう。

という考え方です。

例えば、「他人からの評価」は自分がどうこうできる問題ではなく、相手がどう評価するか?という問題なので、自分では介入できないこと。だから、どう評価されるか気に病む必要はない。という考え方です。

キーポイントは、「自分がどうこうできる問題なのか?」です。

僕も以前に、下記に記事などで、行動KPIというワードを利用して、「結果はコントロールできないけれども、そこに至るまでのプロセスとしての行動は自分でコントロールできるから、その行動をKPIに定めて管理していこうよ」というような話をしていましたが、どんぴしゃで同じ考えだなと思います。

もっと早くアドラーの本読んでおけばよかった!!!笑

cardician.hatenablog.com

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課題の分離とは、

「自分でどうにかなる課題なのか、どうにもならない課題なのか?」

を区別して、どうにかなる課題にだけ注力できるようにしてくれます。

 

この考えを人間関係に持ち込めば、

「○○さんとの人間関係を良好に築いていきたいんだけれども、彼(彼女)が自分をどう評価し、どんなことをしてくれるのか?は彼(彼女)の課題であって、自分の課題ではないから、気にするのを辞めよう。”自分は”、彼(彼女)に何をしてあげれるのか?何を与えることができるだろうか?という自分の課題に注力しよう。」

という発想になります。

いわゆるギバーというやつです。
成功者の多くは他人から利益を得ることを目的にしているテイカーではなく、自己犠牲形ではないギバーであることが統計上明らかになっているそうです。

 

また、自分自身を捉える際にこの思考を利用すると、

「あの人はAという素質を持っているけれども、自分は持っていないからダメなんだ。成功できないんだ。と考えるのではなく、自分はAという素質はどうやら持っていないみたいだ。残念だけど、これを身につけるのは後天的な努力ではどうにもならないから、Bという今ある素質を活かす方法を考えよう。」

と、あるがままの自分を受け入れる発想になります。

いわゆるセルフ・コンパッションというものです。

セルフ・コンパッションが高まると、幸福感が高まり、ストレスが減少し、レジリエンス(再起力)が高まると言われています。

 

そして、仕事にこの考えを持ち込んだら、

「過去の後悔とか、未来への不安とか、今考えても目の前のタスクは進まないし、それによって未来の自分の首はどんどん閉まっていく。今の自分ができることは、目の前のタスクに集中して粛々と進めていくことだけだから、それに集中しよう。」

という発想になり、これはマインドフルネスと言われます。
集中力が向上し、メンタルも改善し、脳疲労も軽減されるとのことです。

 

様々な分野において重要視されている考え方の根本には、自分ができることとできないことを冷静に区別しよう。という課題の分離の考え方があるのではないか。と思います。

 

自動思考レベル(意識的にこの考え方を引き出しから出してこなくても考えれるレベル)でこの考え方ができるようになれば、相当強くなる気がしています。

 

一朝一夕で身に付くわけではないので、日々思い返して考えを改めれるように、机の横に張り出している紙に「課題の分離」という文言を追加します。(→今、しました。)

やー。頭の中で”意識する”って決めただけで変革するほど自分のことを信じてないので、行動に表していかないとと思ってて。

 

と、いうことで、「課題の分離」という考え方は、いろんな分野にも利用されて、かなり強い自分を作ってくれるようなので、是非とも習得したい技術だなと思います。

それでは、また明日〜

 

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