Cardician's Blog

映画鑑賞のようにマジックを楽しむ習慣を

感情と思考と行動を分離して捉える

何らかの刺激に対して、
自分にとって快なのか不快なのかを判断し、
快であれば接近し、不快であれば離れるという行動をとり、
その結果を確認する。

人の行動は刺激→判断→行動→報酬というサイクルで成り立っていると考えられます。

判断はほとんどが無意識に行われるでしょうから、
刺激→行動→報酬のサイクルでもわかりやすいかなと思います。


喫煙者の場合、ニコチン切れによる吸いたい衝動という刺激に対して、即座に喫煙するという行動が発動し、ニコチンという報酬を得ます。このサイクルによって、習慣が強化されていきます。

肥満も同じようなメカニズムで、空腹という刺激に対して即座に食事を摂るという行動を起こし、報酬を得ることで強化されていきます。

サボりぐせも同じです。
サボりたい→サボると、刺激→行動が直結している状態。

 

いかに、刺激→行動のパスを断ち切るのか。が重要です。

 

僕も昨年から禁煙をしましたが、その時に一番苦労していたのが、「吸いたい」という感情刺激と「吸う」という行動をリンクさせず、分離させることでした。

 

どれだけ身体が(感情が)吸いたい!!と叫んでも、ただただそれを他人事のように客観視して、その欲求が過ぎ去るのを待つことができるか勝負です。

 

なんで瞑想のトレーニングも全くやっていなかった僕がいきなり禁煙でそれができたのかはよくわかりませんが、この感情を客観視する能力は瞑想によって鍛えることができるそうです。

 

まさに、瞑想中には、身体を動かしたい衝動や、もうやめてSNSを開きたい衝動、飲み物を飲みたい衝動、明日の晩ごはんについて考えたい衝動などなどに駆られます。
それを静かに客観視するので、トレーニングになるのだと思います。

 

ただこの他に、禁煙にあたって個人的に重要だったファクターがあり、それは、

 

「ニコチンが欠乏しても、人間は死なない」

 

という事実を知っていることでした。

 

これを知っていたので、どれだけニコチンが欲しくなっても、「死なないから大丈夫。客観視していよう」と踏ん切りをつけることができた気がします。

 

1:吸わなくても死なない。ということを理解する。
2:感情を他人事のように客観視する。
の2つの要素を持って、禁煙に取り組んでいた記憶です。

 

全くの個人的な感想なので、他の人に当てはまるのかどうかわかりませんが、飽食の欲求に駆られたら「1日ぐらいご飯を食べなくても人間しなない」ということを思い出せば、欲求を客観視し続けることも容易いのではないか。。。と思います。。。。

 

ど、、どうでしょう。。。

だめ???

参考文献

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